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タスペーサーとは?

2020.6.16

 

皆さんこんにちは!本日は屋根塗装の際に行う「漏水予防処置」について少しお話ししていきたいと思います。

 

屋根は経年劣化により、塗膜が剥がれてしまったり、雨漏りが起きてしまったり、屋根材そのものにひび割れ、最悪な場合、屋根材が欠けて落下…などなど、高所のため非常に気付きにくい分、トラブルも発生しがちです。

そんな屋根のトラブルでも多いのが、「雨漏り」なのですが、その雨漏りを予防するために行う作業の一つとして、雨水の侵入を防ぐのが漏水予防処置です。

では、漏水予防処置とはどんなことをするのかと言いますと、

屋根材に隙間を作り、排水機能を維持するものです。(これを縁切りと言います。)大きく分けて、カッターによる縁切り、タスペーサーによる縁切りの二種類があります。この二種類の違いはカッターを使用するか、タスペーサーを使用するかの違いだけで、行う作業としてはさほど違いはありません。

タスペーサーはカッターでの縁切りよりも時間短縮できる上に、屋根材をカッターで傷をつけてしまうこともないため、非常に塗装業界では重宝されています。また、タスペーサーを挿入したあと上から塗料を塗りますが、仕上がりも美しいため、凪塗装ではタスペーサーを使用した漏水予防処置を行っています。

ここで疑問に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、屋根材に隙間を作ったらもっと雨漏りが発生しやすくなるのではないか?と思いませんか?実は、縁切りが必要な薄型化粧スレートの屋根材は表面に溝があり、この溝は屋根材の下に雨水が侵入した際に排出するので、この溝を塗料で埋めてしまうと排水機能がストップしてしまいます。そのため、屋根材には少しの隙間を作らなければならないのです。かといって、屋根材の隙間が大きく開いてしまって、タスペーサーを差し込んでもすんなり入り込むようでは、全く意味がないので、少し強めに差し込んで入るくらいの隙間がベストです。

 

少し分かりにくい説明になってしまっていたらすみません…(´;ω;`)

最近はスレート瓦の屋根がとても多く、このタスペーサーを用いた漏水予防処置は非常に大事です。ぜひ、梅雨の時期だからこそ早め早めの対処をして頂きたいのもありますが、しっかり雨漏り対策などもしてくれる業者かどうかの判断も正確に行ってくださいね✿

 

それでは本日もご覧いただきありがとうございました!