ナノコンポジット

一般家屋の中で、この写真の丸印の部分は門柱と呼ばれるもので、最も汚れやすい部位です。 しかしナノコンポジットW塗装後は、5年経過しても、ご覧のように非常に美しい状態を保っております。

ナノコンポジットWはナノテクノロジーから生まれました。

1nm(ナノメートル)=100万分の1mm(ミリメートル)。 ナノコンポジットWは、そんな極小世界の技術から生まれた画期的な外壁用塗料です。 塗料が本来持っているべき「家を守る」という機能を高めつつ、それを長期間維持する。 さらに、地球環境への負荷も少なくする。そんな高いレベルの塗料をめざして、開発しました。

機能 1 耐汚染性

汚れが雨で洗い流されます。
(セルフクリーニング機能)

外壁汚れの原因物質は、ホコリ等の周りにばい煙等の油成分が付着したものです。従来型塗料の場合、この「汚れ」が塗膜中に浸入・沈着し、洗浄しても除去できなくなってしまいます。 ナノコンポジットWの塗膜は、その中に無数の超微粒子シリカが緻密かつ均一に分散しているため、無機質的な(石やガラスのような)特性を有しています。これにより「汚れ」の浸入をブロックし、さらに降雨によりこの「弱く付着している汚れ」を洗い流します。

緻密に分散したシリカ粒子が
汚れの侵入をブロック!
親水性の塗膜が降雨により
汚れを洗い流す!
シリカ粒子が静電気の帯電を防ぎ
汚れの付着を防止!

製品比較

屋外暴露による雨スジ汚れ再現試験(大阪市内1年)

機能2 耐変色性

独自の重合技術(リアルシリコンテクノロジー)で、
紫外線や風雨による塗膜の変色を防ぎます。

塗膜は紫外線や降雨により色や艶が劣化します。ナノコンポジットWは、紫外線や降雨に非常に強いシリコン化合物を塗膜中に導入すること(当社独自のリアルシリコンテクノロジー)により、この変色が最小限に抑えられています。(この特性は西表島暴露試験によって確認されており、またJIS K 6909建築用仕上塗材で規定される複層仕上塗材の品質表示において、もっとも耐候性のある「耐候型1種」に区分されています。)

西表島屋外暴露試験場
沖縄県 西表島屋外暴露試験場

促進耐候性試験(サンシャインウェザーメーター)結果

機能 3 耐炎性

酸素を遮断する融合膜が、
「燃えにくさ」を実現します。

ナノコンポジットWの塗膜は、一般塗料に比べ燃えにくさに優れています。万一火災が起きた場合でも、塗膜中に含まれる有機成分と無機成分が融合膜を形成し、酸素をシャットアウト。延焼を防ぎます。 従来型水性塗料では非常に難しいJISA1321難燃一級に合格しています。

燃焼開始約5分後

  • ナノコンポジットW 燃焼開始直後
  • 従来型塗料 燃焼開始直後
機能 4 防カビ・防藻性

長期間にわたり、カビや藻を寄せ付けません。

防カビ・防藻性とは、微生物の増殖を抑制する静菌作用と死滅させる殺菌作用の性能のことです。ナノコンポジットW(左側)には防カビ・防藻剤が添加されていますので、右側の写真のようにカビ等が付着する状態を防ぎ、建物の美観を守ります。

機能 5 シックハウス対策

シックハウスの原因物質の放散をおさえます。

厚生労働省が規制するシックハウスの原因となる化学物質のうち、塗料・塗装関連のものについて、ホルムアルデヒドが規制対象となっています。 ナノコンポジットWは、ホルムアルデヒドの放散が最も少ない「F☆☆☆☆(フォースター)」を取得。シックハウスの心配をなくし、安全・安心な住環境を実現します。

機能 6 速乾性

早く乾くので、
近隣へのご迷惑も最小限におさえます。

塗膜中に緻密かつ均一に分散したシリカ微粒子が水の蒸発を促進しますので、従来型水性塗料をはるかに凌ぐ速乾性を実現。また、水性ですので、溶剤のような刺激臭もありません。塗装工事の際のご近所への迷惑を最小限におさえることができます。