投稿

熱膨れとは?

2020.2.7

 

 

皆さんこんにちは!本日は「熱膨れ」についてお話ししていこうと思います。

よく現場調査などでも以前塗り替えをしたことがあるお客様のお家の状況を見ていると、発見されるのがこの「熱膨れ」です。

そもそも熱膨れとは何なのか?なぜ熱膨れが発生してしまうのか?簡単にご説明します。

 


熱膨れとは、塗膜欠陥の一つです。仕上げ塗材や外壁素材の中に水分が蓄えられてしまうことがあり、急な温度上昇が起こると塗膜が柔らかくなると同時に水蒸気に変化することがあります。この水蒸気が柔らかくなった塗膜を押し上げることにより発生するのが熱膨れです。蓄熱水蒸気膨れと呼ばれることもあります。熱膨れは外壁などに泡のような膨れとなって現れ、外観を損なうだけでなく、膨れた部分が割れることもあり、大変厄介な欠陥だと言えます。

原因として考えられるのは、洗浄不足だったり、下塗りの塗布量不足などが挙げられます。塗料選定の過ちによる熱膨れも一つの原因として考えられます。


 

それでは、実際に本日は熱膨れが発生してしまっているY様邸のお写真をご覧いただきたいと思います。

 

 

写真中央にプツプツとしたものが見えますでしょうか?これが熱膨れです。

S様邸の外壁は熱膨れが発生しやすいサイディング(セメント質と繊維質を主な原料とした外装材)でした。そのため、下塗り材は基本的に弾性塗料以外の塗料を使用すべきですが、以前塗り替えをした際に業者側の塗料の選定が正しくなかったため、熱膨れが生じてしまったと考えられます。

このように、塗り替え後すぐは見栄えもよく、ばっちり!と思うかもしれませんが、長い間どれくらい美しい状態を保てるかがポイントになってきますので、外壁で使用する塗料などもしっかり相談していただくことをおススメします。

 

本日もご覧いただきありがとうございました!

 

12日位までかなり寒い日が続きますので皆さま体調管理はしっかりと!手洗い・うがいも忘れないで下さいね(^▽^)!