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暴露試験を行いました。

2020.3.3

 

皆さんこんにちは!本日は暴露試験を行いましたので、そのお話しをしていきますね☆

…とその前に、そもそも「暴露試験」とは何なのか?ということについてご説明いたします。

暴露試験とは、屋外にサンプルを設置し、実際の天候の影響を見る方法です。
自動車や建材などに用いられるプラスチック、ゴム、金属、塗料などは、屋外で長期的に使用されると変形、変色、サビなどの劣化を起こしてしまいます。 そのため、これらの材料は長期耐久性が必要であり、屋外環境下でどのように変化するか、どのくらいもつのかを把握しておくことは非常に重要となります。大気曝露試験方法通則においても、「曝露試験とは、開放及び遮蔽大気環境下で材料及び製品を曝露して、それらの化学的性質、 物理的性質及び変化を調査する試験」と定義されています。

少し難しい説明ですが簡単に言うと、塗料を実際の天候に晒してどのくらい耐久性があるのか、どの程度で劣化していくのかなどを試すものです。

お家の塗り替えを検討されている方は思い当たる部分があるかもしれませんが、外壁の塗膜の剥がれ、サビの発生や、チョーキング現象など・・・そういったものは、大体が経年によって発生していますよね。実際、どの塗料を使用すればいいのかなど正直素人からすると全く分からないと思います。お塗り替えをする際は、専門知識を持った業者からの説明を受けて決めていくと思いますが、べらべらと話されただけですんなり決まるかと言えばそうでもないと個人的に私はおもいます。(大きいお買い物なのでそんな簡単に私なら決められなさそうです…笑)

そのため、そんな方々にも分かりやすく、しっかりと視覚的にもご納得していただくために今回凪塗装では暴露試験を行うことになりました。

これはお客様のお家を長く美しく保つ以外にも、今後凪塗装で使用していく塗料の選定もできるので、少し長丁場にはなりますが結果が分かりましたらまたご報告したいと思います✿

 

さて、続いては暴露試験を行う流れについてご説明します!

暴露試験は屋外で実際に行うものと、人口の光を使って行う2つがあります。屋外で行うと、実際にお家を塗り替えしたときの耐久性などが的確に分かりますが、長期間試験を行わなければいけないというデメリットがあります。対して、人口の光を使用した方は短期間で結果が分かるのですが、自然の光での試験ではないため、実際に塗布した際に早く劣化してしまう恐れもあります。2つ共に良い点も悪い点もありますが、今回凪塗装では屋外で自然の天候下で実験を行いました。

 

 

 

 

1つのプレートに3種類の塗料を塗って日当たりの良い場所に設置をしました。

この状態で長期間自然の天候の下でどのように塗料が変化していくのか、どのくらい耐久性があるのかをこれからコツコツ調べていきたいと思います~☆

 

今日は少し科学的なお話しでしたが、もし私自身が塗り替えをするときに「この塗料はこれくらい持つんですよ」と写真と共に説明してくれたら分かりやすいなあなんて思いました。お塗り替えは一つ一つの工程を慎重に且つ丁寧に行っていくのは大前提ですが、やっぱりいつまでも綺麗な状態をキープしたいのは皆さん思われていると思いますので、今後も引き続きお客様にご満足して頂けるよう、凪塗装では様々なアイデアを振り絞っていきたいと思います(^▽^)/

 

本日もご覧いただきありがとうございました!