施工レポート☆(3/16)
2020.3.16
皆さんこんにちは!本日はK様邸の施工写真をご覧いただきたいと思います!
今回は「釘頭の補修」になります。
屋根には頂点に「棟板金」という板金があるのですが、この板金を留めるために釘を使用していきます。そして、棟板金を留めた釘は徐々に浮いてきてしまうのですが、この原因について簡単にお話ししますね。
日中、屋根は長時間紫外線に晒されていますが、その時に棟板金は熱膨れを発生させます。(熱膨れとは金属が熱で温められた時に膨張が起きる現象です)また、膨れるときに、棟板金と共に釘も膨らむのですが、夜になって熱が冷めると、棟板金だけ収縮していきます。この流れを何度も繰り返すことにより、釘だけが徐々に浮き上がってきてしまうのが、釘頭の浮きの原因なのです。
釘頭はどのお家でも約7~10年で釘が浮いてきてしまいますので、基本的にはお家のお塗り替えのタイミングで釘頭の補修をするのが必須になってきます。
それではここからK様邸の実際の施工写真と共に釘頭の補修についてお話ししていきたいと思います☆
こちらの写真は屋根材のひび割れの補修と、釘頭の補修の写真になります。一直線に白い線が写っている部分がひび割れ部分で、少し白くて丸く写っているのが、釘頭の部分になります。ひび割れの補修も釘頭の補修もシーリング材を使って補修を行います。
手前から奥まで等間隔で白い部分がありますが、こちらも釘頭の補修部分です。まず、補修を行うにあたって、浮き出てしまった釘を再度ハンマーで打ち込みます。その後シーリング材を上から被せて補修は完了になります。(仮に打ち込んでいたはずの部分の釘が完全に抜けてしまっている場合は新しい釘を打ち込み、シーリング材で補修を行います。)
今回、釘頭の補修についてお話ししましたが、1つ皆さんにお伝えしたいことは、仮に釘頭が浮いてきてしまったとしても、「打ち込むくらいなら簡単だから自分で手直ししちゃおう!」という気持ちでご自身で補修を行わないでください。屋根は勾配がありますし、職人さん方も足場を用いて作業を行っています。「釘頭の補修くらいなら…」なんて気持ちで屋根に上ることは大変危険ですので、万が一、釘が浮き始めてきて、屋根から雨漏りなどが発生したときは早急に業者に見てもらうようにしてくださいね(^▽^)/
本日もご覧いただきありがとうございました!